
九州地方の農業について中学受験の社会(地理分野)でポイントとなるところをまとめました。
九州地方の農業で有名なものと言えば宮崎平野の促成栽培です。
中学受験の社会では定番ともいえるほどよく出るのでしっかり覚えておきましょう。
促成栽培というのは、本来の時期よりも早く作って出荷する栽培方法で、冬の温暖な気候を利用して、夏の野菜を作ったりすることです。
宮崎平野の促成栽培で有名なのはきゅうりとピーマン。
宮崎県の収穫量も、きゅうりが全国1位、ピーマンが全国2位となっています。
ほかに促成栽培が有名なのは高知県(四国地方)です。
高知県ではナス(全国1位)、ピーマン(全国3位)が有名です。
順位 | 都道府県名 | 全国割合 |
---|---|---|
1位 | 宮崎県 | 12.2% |
2位 | 群馬県 | 10.1% |
3位 | 埼玉県 | 8.5% |
4位 | 福島県 | 7.2% |
5位 | 千葉県 | 6.2% |
(出所:農林水産省ホームページ「グラフと統計でみる農林水産業」から作成)
順位 | 都道府県名 | 全国割合 |
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1位 | 茨城県 | 25.3% |
2位 | 宮崎県 | 19.7% |
3位 | 高知県 | 10.0% |
4位 | 鹿児島県 | 9.0% |
5位 | 岩手県 | 5.1% |
(出所:農林水産省ホームページ「グラフと統計でみる農林水産業」から作成)
九州地方の農業ではシラス台地の畑作も有名です。
シラス台地とは、鹿児島県など九州南部に広がる火山灰地のこと。
ここではサツマイモ、茶、たばこなどの栽培がさかんです。
また、畜産も行われており鹿児島県は豚の飼養頭数が全国1位(2018年)で、肉牛の飼養頭数も全国2位(2018年)です。
ほかにポイントとなるところをまとめました。
二毛作とは稲作とほかの作物をつくることで、稲作を年に2回行うことは二期作です。間違えないようにしましょう。