
中学受験科目の中でどうしても後回しにされてしまうのが社会です。
社会は暗記勝負だから、早くやりすぎても入試本番までに忘れてしまう。
あとでまとめて勉強したほうが効率的!
なんて思っていませんか?
これは間違った勉強法の典型例です。
ひと昔前の中学入試なら、この勉強法でも通用したかもしれませんが、いまでは通用しません。
最近の中学入試の社会の問題は暗記だけでは解けません。中学校がその時点での学力よりも、中学に入ってからの学力の伸びを重視するようになってきたからです。
このため入試では、社会でも考えさせる問題が中心となっています。
資料の読み取りなど暗記プラスアルファが必要とされるのです。
選択肢が4つあるとすれば、暗記(知識)で2つまで絞れ、残りの2つのうちどちらかは資料から読み取らなければ正解できないような問題が多いのです。
カン違いしてはいけないのは暗記が不要ではないということ。
必要なのは暗記プラスアルファ。
暗記だけでもダメだし、プラスアルファの部分だけでもダメ。
両方必要というわけです。
こうした入試傾向を考えると、社会の勉強で必要なのは暗記+回答力です。
必要とされる知識を覚えたうえで、その知識を生かす回答力をつけなければなりません。
回答力をつけるのに必要なことは問題演習です。
入試本番に近いレベルの問題を数多く解くことで身につけることができます。
ただし、いきなり問題演習をしても意味がありません。
先に必要なレベルの知識は覚えておかなければならないのです。
ということは、「社会は後回し」なんて考えている時間はありません。
むしろ、先に勉強しておく必要があるのが社会です。
知識をしっかり身につけたうえで入試レベルの問題を解く勉強を始める必要があるのです。
中学受験勉強で社会を先に進めることにはメリットがあります。
それは、勉強に自信を持つことができるという点です。
社会の勉強は基本的にやれば出来るようになります。
国語の読解問題や算数の図形問題のようなセンスは不要です。
勉強量と成績が比例しやすいのが社会というわけです。
「やれば出来る」と自信を持つことは中学受験生にとって大きなメリットです。
こうした自信を持っていれば、スランプになったときも乗り越えることができるのです。
社会で持っている自信が、算数や国語にも役立つというわけです。
早い段階であれば、社会は勉強している子(ライバル)が少ないというのも利点。
ライバルが少なければ、それだけ良い成績を取りやすく、自信を持ちやすいのです。
社会の勉強は塾の進度にあわせなくても独学で進めることができます。参考書や問題集だけでは、ひとりよがりになる危険もあるので動画授業を活用してみてください。
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