キュウリ、なす、ピーマンの収穫量ランキング

促成栽培とは、本来の季節よりも早く農産物を生産し、出荷することです。
具体的には、冬でも温暖な気候を利用して、春野菜や夏野菜を生産することが挙げられます。

 

では、この促成栽培がさかんな都道府県がどこか、農産物の収穫量ランキングで見てみます。

 

キュウリ、ナス、ピーマンの収穫量ランキング(2021年)

促成栽培の代表的な農産物であるキュウリ、ナス、ピーマンの都道府県別収穫量は次の通りです。

キュウリ ナス ピーマン
順位 都道府県名 割合(%) 都道府県名 割合(%) 都道府県名 割合(%)
1位 宮崎県 11.8 高知県 13.7 茨城県 23.3
2位 群馬県 10.0 熊本県 11.6 宮崎県 18.7
3位 埼玉県 8.4 群馬県 9.5 鹿児島県 9.3
4位 福島県 7.3 茨城県 6.3 高知県 9.1
5位 千葉県 5.8 福岡県 6.2 岩手県 6.2

(データ出所:農林水産省「グラフと統計でみる農林水産業」)

 

促成栽培による野菜の生産は宮崎県と高知県でさかん

中学受験(地理で覚えておきたいキーワードが促成栽培です。

 

促成栽培とは、夏にできる野菜(キュウリ、ナス、ピーマンなど)を春や冬に作って出荷する栽培です。こうしたことが出来るのは冬でも温暖な気候のところ。

 

代表的な場所が、宮崎平野高知平野です。
どちらも冬でも温暖で有名なところですね。

 

キュウリ1位は宮崎県、ナスの1位は高知県

都道府県別の生産量ランキングでも、宮崎平野のある宮崎県キュウリ1位、ピーマン2位。
高知平野のある高知県ナス1位、ピーマン4位となっています。

 

促成栽培はビニルハウスなどを用いるので施設園芸(栽培)とも呼ばれます。本来の季節とは違う時期に出荷することで高く売ることが出来ますが、暖房費がかかってしまいます。

 

促成栽培とセットで覚えておきたいのは抑制栽培
こちらは春や秋に出来る野菜を涼しいところで夏につくるものです。