都道府県の特徴について「統計でみる都道府県のすがた2017年(総務省統計局)」から中学入試の社会で出題されそうなポイントをピックアップしてみました。
中学入試では定番の都道府県の面積に関するものです。
都道府県の面積に関するデータで高知県が1位、大阪府が47位となるものがあります。
何のデータか分かりますか?
面積の広さでないことはスグわかりますよね。
面積順であれば北海道がダントツの1位です。
ちなみに、高知県は面積の広さでは全国18位。
四国では最も大きい県ですが、全国的に見ればそれほどでもありません。
一方の大阪府は広さでは46位。
昔は47位でしたが、埋め立て地が増えたことで46位となっています。
いま最も面積が狭い県は香川県です。
北海道(北方領土除く)の44分の1しかありません。
ちなみに東京都は全国45位。
大阪府より少し広い程度です。
都道府県に関して総面積以外で覚えておきたいデータは森林面積割合と可住地面積割合です。可住地というのは人が住むことができる土地という意味です。
日本は国土の3分の2が森林です。
(山地だと日本の国土の4分の3になります)
都道府県によって森林が多いところとそうでないところがあります。
森林が多いところは、可住地が少なくなってしまいます。
で、最初のデータ。
高知県が1位、大阪府が47位。
もう、わかりましたね。
面積に占める森林の割合です。
順位 | 都道府県 | データ |
---|---|---|
1位 | 高知県 | 83.3% |
2位 | 岐阜県 | 79.0% |
3位 | 山梨県 | 77.8% |
46位 | 千葉県 | 30.4% |
47位 | 大阪府 | 30.1% |
(統計でみる都道府県のすがた2017年(総務省統計局))
1位の高知県が83.3%で、47位の大阪府が30.1%と差があるのが特徴です。
ちなみに、東京都は43位で34.8%。
東京都は奥多摩地方や島部に森林があるため、この順位となります。
1位と47位が入れ替わるのが可住地面積割合。
人が住むことができる面積の割合です。
順位 | 都道府県 | データ |
---|---|---|
1位 | 大阪府 | 69.8% |
2位 | 千葉県 | 68.9% |
3位 | 埼玉県 | 68.1% |
46位 | 島根県 | 19.4% |
47位 | 高知県 | 16.4% |
(統計でみる都道府県のすがた2017年(総務省統計局))