中学受験の地理分野で暗記すべき山脈、山地、高地名をまとめました。
紛らわしくて間違いやすいものも多いので気をつけましょう。
最初に山脈、山地、高地の違いを確認しておきましょう。
まず、山がいくつか集まったものが山地。
山地ほど高くないのが高地。
山地がいくつか連なると山脈です。
わかったようなわからないような説明ですよね。
受験ではあまりこの3つの違いにこだわる必要はありません。
ただし、名称を覚えるときは山地か山脈か高地かまで正確に覚えなければなりません。
例えば、関東山地は正解ですが、関東山脈や関東高地では入試では不正解となります。
正確に暗記しておきましょう。
東北地方で南北方向に伸びているのが出羽山地、奥羽山脈、北上高地です。
山地、山脈、高地がひとつずつなので紛らわしいですよね。これを正確に覚えましょう。
3つのうち真ん中にあるのが奥羽山脈。
奥羽というのは東北地方の古い呼び名です。
いまでも奥羽本線など名前が残っています。
陸奥(むつ)と出羽という2つの地域の名前を足して奥羽となりました。
陸奥は奥州とも呼ばれ、歴史でも出てくる「奥州藤原氏」の奥州です。
その奥羽山脈の西側(地図では左側)にあるのが出羽山地。
いまの山形県と秋田県が出羽と呼ばれていた地域です。
反対側が北上高地。
北がつく北海道にある北見山地と混同しないようにしましょう。
東北地方には、北上高地のほかにもうひとつ阿武隈高地もあります。
主に福島県の太平洋側になります。
日本アルプスと呼ばれるのが下記の三つ。こちらはすべて山脈です。
東西の位置関係では、北アルプス(飛騨山脈)が西で、南アルプス(赤石山脈)が東。そのあいだにあるのが中央アルプス(木曽山脈)です。
ここでも中央にある木曽山脈が歴史にも出てきますね。
木曽義仲の木曽です。
木曽義仲というのは源義仲の別名。
源頼朝・義経のいとこです。
倶利伽羅峠(くりからとうげ)の戦いで平氏を破り、京都に入ったことを覚えておきましょう。
(これは上位校レベルです)