北海道の農業のポイント(中学受験の社会対策)

北海道の農業(中学受験の社会対策)

北海道の農業(全国1位の農産物が多い)

北海道は広大な土地に恵まれており農業がさかんです。
中学受験の社会(地理分野)でも重要なポイントがたくさんあります。

 

しっかり整理して覚えるようにしましょう。

 

畑作では全国1位のものが多い(中学受験地理のポイント)

北海道の畑作十勝平野で行われています。
小麦、大豆、じゃがいもなど北海道が全国1位の収穫量の作物を覚えておきましょう。

 

小豆収穫量(2018年)

順位 都道府県名 全国割合
1位 北海道 93.1%
2位 兵庫県 0.9%
3位 岩手県 0.5%
4位 栃木県 0.5%
5位 京都府 0.4%

(出所:農林水産省ホームページ「グラフと統計でみる農林水産業」から作成)

 

じゃがいも(ばれいしょ)収穫量(2017年)

順位 都道府県名 全国割合
1 北海道 83.8
2 長崎県 4.0
3 鹿児島県 3.8
4 茨城県 2.0
5 千葉県 1.3

(出所:農林水産省ホームページ「グラフと統計でみる農林水産業」から作成)

北海道は「涼しい」「昼夜の温度差が大きい」「梅雨の時期に雨が少ない(*1)」というジャガイモ栽培に適した土地のため、全国の8割近くが生産されています(*1ジャガイモは梅雨の時期に大きくなるため)

 

たまねぎ収穫量(2017年)

順位 都道府県名 全国割合
1 北海道 67.5
2 佐賀県 8.7
3 兵庫県 7.9
4 愛知県 2.5
5 長崎県 2.3

(出所:農林水産省ホームページ「グラフと統計でみる農林水産業」から作成)

 

小麦収穫量(2018年)

順位 都道府県名 全国割合
1 北海道 61.6
2 福岡県 7.2
3 佐賀県 4.8
4 群馬県 3.0
5 愛知県 3.0

(出所:農林水産省ホームページ「グラフと統計でみる農林水産業」から作成)

 

大豆収穫量(2018年)

順位 都道府県名 全国割合
1 北海道 39.0
2 宮城県 7.6
3 佐賀県 6.4
4 福岡県 6.1
5 秋田県 4.9

(出所:農林水産省ホームページ「グラフと統計でみる農林水産業」から作成)

 

にんじん収穫量(2017年)

順位 都道府県名 全国割合
1 北海道 33.8
2 千葉県 17.8
3 徳島県 9.3
4 青森県 6.6
5 茨城県 5.5

(出所:農林水産省ホームページ「グラフと統計でみる農林水産業」から作成)

 

だいこん収穫量(2017年)

順位 都道府県名 全国割合
1 北海道 13.6
2 千葉県 11.1
3 青森県 10.2
4 鹿児島県 7.5
5 宮崎県 6.1

(出所:農林水産省ホームページ「グラフと統計でみる農林水産業」から作成)

 

また、さとうの原料になる「てんさい」は全国で北海道でしか作られていません。

 

北海道の農業のポイント(収穫量1位の覚え方)

北海道が収穫量1位の農産物でまず覚えておきたいのは、大豆、大根、小麦、小豆と「大」か「小」の漢字が入っている農産物。

 

あとは、じゃがいも、玉ねぎ、にんじんと「シチューに入っていそうな三大野菜」です。
覚えておきましょう。

 

北海道はお米も全国2位(中学受験地理のポイント)

お米の生産地と言えば新潟県や東北地方が思い浮かびますが、北海道でも稲作は行われていて、都道府県別でみると収穫量が全国2位です。

 

北海道で稲作がさかんなのは石狩平野上川盆地
石狩川の下流が石狩平野で、上流が上川盆地です。

 

石狩平野は泥炭地だったところを客土によって稲作に適した土地に改良したことも重要です。

 

酪農がさかんな根釧台地

酪農というのは乳牛を飼って、乳からバターチーズを生産すること。

 

根釧台地は稲作には適さない場所だったため、広大な土地を活かした大規模な酪農が行われるようになりました。ちなみに、根釧は根室と釧路の文字を取ったものです。

 

釧路港は昔は北洋漁業がさかんでしたが、いまは地位が低下しています。

 

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各地方の農業について