
受験生を持つ保護者向けに頭のよくなるメニューとか集中力がアップするメニューといった特集がありますが、中学受験生の場合はメニューよりも食事で大事なことがあります。
もちろん食事のメニューをバランスの良いものにすることは必要です。
ただし、それだけではありません。
受験生にとって食事は大切なリラックスタイムです。
勉強を何時間も続けていたのでは集中力も落ちてしまいます。
そこで、頭をリフレッシュすることができるのが食事の時間なのです。
オイシイものを食べてリフレッシュすることが一番ですが、食事中の会話も重要。
それなのに、食事中に受験の話ばかりしていたのでは、リフレッシュできません。
特に勉強を見ていない親の場合は、子どもと話が出来るチャンスと思って、食事のときにアレコレと勉強の話をしてしまいガチです。受験が近づいてくると、その傾向が強くなるのではないでしょうか。
「調子はどう?」と聞かれても、子どもとしては答えに困るだけ。
せっかくの食事が台なしにされた気分にすらなってしまいます。
かといって何も話さずに黙々と食べるのも良くありません。
気をつかわれてると思うと子どもも余計なプレッシャーがかかるだけです。
なので、たわいもない会話をするのがベスト。
買い物に行ったらおかしな人がいたといった話など。
普段から子どもとこうした会話ができている家庭のほうが中学受験もリラックスして受けることが出来るようです。春の合格体験談などにはこうした話がよく載ります。
受験だから何か役に立ち話をしてやろうと思って、普段はあまり会話をしない父親が急に説教くさいことを言うのだけは避けましょう。いいことは何もありません。
中学受験生にとって食事の時間が楽しみか苦痛かは、家族の協力次第。勉強で頑張っているのですから、食事のときぐらいはリラックスさせてあげましょう。
食事でオンオフの切り替えができれば、集中力もアップします。
家族として協力しましょう。