中学受験生にとって夏休みの自由研究は悩みのタネですよね。
夏期講習など受験勉強で忙しいのであまり時間をかけることができないのですが、内申点(学校の成績)を考えると雑にすることもできません。
宿題代行業を使うという奥の手もありますが、そこまでするのはモラル的にも抵抗があるという人が多いかと思います。
そこで、どうせやるなら中学受験の役に立つものがベスト。
社会の分野にはそうしたものがあります。
中学受験の社会(地理分野)では都道府県についての知識を問うものが毎年、出題されます。都道府県の名産品など特徴を記した文章から都道府県を答えるというものがよくあるパターン。
シンプルな問題ですが覚えることが多いのが大変なところ。
農産物などの生産量や気候、さかんな産業など都道府県の特徴は様々です。
そこで、こうした都道府県の特徴を夏休みの自由研究で調べておけば一石二鳥です。受験勉強にもなり、自由研究のテーマとしても適しています。
都道府県の特徴のまとめ方はいろいろありますが、自由研究らしい方法はランキング形式やクイズ形式にしてまとめること。
なんでもベスト3といったランキング形式は、そのまま中学入試問題に出そうなものですし、クイズ形式で問題を考えることは自分の勉強にもなります。
農林水産省のホームページなどを参考にすれば農産物のランキングもカンタンに分かります。
自分で資料を読み取るという作業も最近の中学受験では重視される能力です。
まとめること自体がいい勉強になるので、自由研究をしなければならないのであればやってみてください。中学受験勉強のちょっとした息抜きにもなると思います。