2016年3月20日にミャンマーで54年ぶりに軍人以外の大統領が誕生しました。ミャンマーではこれまで軍事政権が続いていましたが、総選挙を経てティン・チョー氏が大統領に就任しました。
中学入試では大きな出来事があった国についての出題されることがあります。ミャンマーについてまとめておいたのでチェックしておいてください。
まずはミャンマーの位置と国旗から。
ミャンマーは東南アジアの西に位置する国でタイの西側、バングラディッシュの東側に位置する国家です。地図の赤いところがミャンマーになります。
国旗は黄色、緑、赤の三色で真ん中が白抜きの星です(地図の左上にあるもの)。
2010年10月にこの国旗になりました。
ミャンマーの基本情報は下記の通り。
ミャンマーは1948年にイギリス連邦から独立しましたが、1989年まではビルマと呼ばれていました。首都も2006年まではヤンゴンでした。
また、「ピュー古代都市群」が世界遺産に登録されています。
ミャンマーでは2015年11月に総選挙が実施されアウンサンスーチー氏が党首の国民民主連盟(NLD)が勝利しました。
国民的な人気も高いアウンサンスーチー氏ですが、憲法の規定(※1)により大統領にはなれないため、スーチー氏の側近のティン・チョー氏が大統領に就任することとなりました。
※1 … 外国籍の配偶者や子を持つ者は大統領になれないというもの。スーチー氏にはイギリス国籍の息子がいる。