文化庁が日本遺産というものを創設し、今年(2015年)の4月24日に全国で18件が日本遺産に認定されました。
日本遺産とは地域活性化や観光振興への活用などを目的としたもので、ユネスコが行っている世界遺産とは別のものですので、間違えないように注意しましょう。
日本遺産に登録された18件のにも中学入試の社会で狙われそうなものがいくつかあります。このページでは歴史分野とも関係しそうな「大宰府」と「壱岐・対馬」についてポイントをまとめてみました。
福岡県の太宰府市が古代日本の「西の都」として日本遺産に登録されました。
中国や朝鮮半島との交流がさかんだった時代に西の都として栄えていたのが太宰府です。
菅原道真など中学入試で出てくる人物とも関連しているのでポイントを整理しておきましょう。
中国や朝鮮半島と古くから交流があったという点では対馬など長崎県の島々も忘れてはなりません。こちらも壱岐・対馬などが国境の島として日本遺産に登録されています。
ちなみに、長崎県は日本で最も島の数が多い都道府県です。
2位、3位はこちらのページを確認。
⇒中学受験(社会)で覚えておきたい都道府県の面積ランキング
また、対馬は海岸線が長いことでも有名です。
対馬の面積は約700平方キロメートルで岩手県の20分の1以下ですが、海岸線は岩手県の660kmよりも長く900km以上あります。
岩手県もリアス式海岸のため海岸線が長い県ですが、それよりも長い海岸線を持つ対馬はいかに複雑な地形かが分かると思います。時間のあるときに地図で確認しておきましょう。