中学受験の時事問題対策「日韓国交正常化50周年」
今年の6月で日韓国交正常化から50年となり東京とソウルで記念の式典が行われました。
中学入試ではこの時事問題に関連して現代史(戦後史)や近隣諸国との関係が出題されることが予想されます。ポイントをまとめましたので時事問題対策としてチェックしておいてください。
日韓国交正常化に関連した歴史
- 1948年…大韓民国、北朝鮮民主主義人民共和国が成立
- 1949年…中華人民共和国が成立
- 1950年…朝鮮戦争が始まる(〜53年)
- 1951年…サンフランシスコ平和条約
- 1956年…ソ連との国交回復(日ソ共同宣言)
- 1956年…国際連合に加盟
- 1965年…韓国との国交正常化(日韓基本条約)
- 1968年…小笠原諸島の日本復帰
- 1972年…沖縄の日本復帰
- 1972年…中華人民共和国との国交正常化(日中共同声明)
- 1972年…日中平和友好条約
近隣諸国とのあいだで国交が回復(正常化)した順番は、ソビエト連邦→韓国→中国の順番です。北朝鮮民主主義人民共和国とは国交がありません。
最初にソビエト連邦と国交を回復したことで国際連合に加盟することとなったのがポイント。
なお、ソ連(現ロシア)とのあいだでは北方領土問題がいまだに解決していません。
当時の首相をチェック
重要な出来事に関してはその当時の首相が誰だったかも中学入試ではよく出題されます。
戦後日本史で主だった出来事と首相を整理しておきました。
- 吉田茂…サンフランシスコ平和条約
- 鳩山一郎…日ソ共同宣言、国例連合加盟
- 佐藤栄作…日韓基本条約、小笠原諸島返還、沖縄返還
- 田中角栄…日中共同声明
- 福田赳夫…日中平和友好条約
日韓基本条約を締結したときの首相は佐藤栄作です。小笠原諸島返還や沖縄返還のときの首相でもあり、非核三原則も唱えています。
また、非核三原則の制定などにより後にノーベル平和賞を受賞しました。
非核三原則
- 核兵器を持たず
- 核兵器を作らず
- 核兵器を持ち込ませず