中学受験社会(地理)の畜産業で覚えておきたいのは、牛と豚と鶏の生産がさかんな地域です。牛は北海道、豚は鹿児島県で飼育がさかんです。参考記事は下記。
では、鶏はどこでしょうか?
肉用の若鶏と卵用の鶏について覚えておきましょう。
入試問題では、肉用の若鶏のことをブロイラー、卵用の鶏のことを採卵鶏と呼びます。
ブロイラー | 採卵鶏 | |||
---|---|---|---|---|
順位 | 都道府県名 | 割合(%) | 都道府県名 | 割合(%) |
1位 | 鹿児島県 | 20.1 | 茨城県 | 8.4 |
2位 | 宮崎県 | 19.2 | 千葉県 | 6.7 |
3位 | 岩手県 | 16.6 | 鹿児島県 | 6.5 |
4位 | 青森県 | 6.1 | 岡山県 | 5.6 |
5位 | 北海道 | 5.2 | 広島県 | 5.1 |
ブロイラー(肉用若鶏)は2014年の出荷羽数。採卵鶏(卵用の鶏)は2019年の飼養羽数。
(データ出所:農林水産省「グラフと統計でみる農林水産業」)
ブロイラー(肉用若鶏)の飼育がさかんなのは鹿児島県です。
鹿児島県は豚(全国1位)、肉牛(全国2位)と畜産がさかんな地域です。
ブロイラー2位の宮崎県は、豚の飼育数でも全国2位です。
どちらかというと豚よりも鶏のほうが「宮崎地鶏」として全国的に有名です。
卵用の鶏の飼育がさかんなのは茨城県です。
2位も千葉県と関東地方が上位なのは東京など首都圏に近いから。
消費地に近いことで、より新鮮なうちに届けられることと輸送費が安くなることがメリットです。
(近郊農業についての参考記事:ホウレンソウ、長ネギの収穫量)