中部地方に関する中学受験の社会(地理分野)でポイントとなる重要事項をまとめました。
北陸地方、中央高地、東海地方の3つの地域で出来ているのが中部地方です。
全部で9県あり、地域別にみると
となっています。
東海地方には三重県が含まれる場合もありますが、三重県は近畿地方なので、中部地方の中の東海地方というときは静岡県と愛知県のことになります。(複雑ですね)
また、山梨県、長野県、新潟県をまとめて昔の国名で甲信越ということもあります。
中部地方の各県の位置で紛らわしいのが北陸地方です。
東から新潟県→富山県→石川県→福井県の順に並んでいます。
日本海側に突き出た能登半島が石川県で、その両隣が富山県と福井県。
この両県の位置は間違いやすいので、しっかり覚えましょう。
中央高地の3県はいずれも海に面していない内陸県です。
その中でも特徴的なのは長野県。
長野県は全部で8県(新潟県、群馬県、埼玉県、山梨県、静岡県、愛知県、岐阜県、富山県)と隣接していて、これは日本一の多さです。
ちなみに、長野県は面積も日本で4番目の広さとなっています。
中部地方で県名と県庁所在地名が違うのは愛知、山梨、石川の3県。
2015年3月には新幹線が金沢まで開業することになり注目されています。
中部地方の政令指定都市は4つ。
静岡県に2つあるのが特徴です。
県庁所在地ではない浜松市も政令指定都市になっていることがポイントです。
中部地方の山で最初に覚えておきたいのは日本アルプス。
中央高地にある3つの山脈の総称で日本の屋根とも呼ばれています。
中部地方の山脈でもう一つ覚えておきたいものがあります。
中部地方と東北、関東地方のあいだにあるのが越後山脈です。
また、日本一の富士山があるのも中部地方。
富士山は山梨県と静岡県の県境にあります。
中部地方の平野で覚えておきたいのは越後平野と濃尾平野。
濃尾平野は木曽三川と呼ばれる3つの川が集まってしまっているので、海抜ゼロメートル以下の地域もあります。ここを堤防で囲った集落が輪中です。
木曽三川も覚えておきましょう。
越後平野は新潟県に広がる平野で稲作地帯として有名です。
特にコシヒカリの産地として知られています。
越後平野を流れる信濃川は日本一の長い川でもあります。
また、長野県内では信濃川は千曲川と呼ばれています。
ほかに中部地方の川で覚えておきたいのは富士川、大井川、天竜川の3つ。
日本三大急流は富士川のほかに、最上川(山形県)と球磨川(熊本県)です。
中部地方の気候は北陸、中央高地、東海地方で特徴が異なります。
覚えておきたいのは冬に北西の季節風の影響で北陸地方に雪が多いこと。
中央高地の寒暖差が激しいこともチェックポイントです。
中部地方の湖で覚えておきたいのは2つ。
ほかに山梨県に富士五湖(山中湖、河口湖、本栖湖、精進湖、西湖)があります。
中部地方の半島で覚えておきたいのは下記の4つ。
三河湾を囲むようにある渥美半島と知多半島はセットで覚えておきましょう。